私は、外国人非集住地域における多文化共生社会について研究している大学院生です。
このたび、国際高度人材開発センターの藤野様のご紹介により、フィリピンマニラ市内にあるUNO OVERSEAS PLACEMENT INC.(以下UNO)へ伺い、ピネダ社長にインタビューの機会をいただきました(H29.2.3)。
ピネダ社長は、UNOの、RecruitmentAgencyとしての長い歴史から、多岐にわたる活動について詳細にお話してくださいました。
UNOは、設立当初のINTERSKILLS DEVELOPMENT FOUNDATIONの頃からこの業界のパオニアとして、そして現在も第一線でご活躍されています。
その背景には、技能実習生を送り出す前の準備を重視した、丁寧なオリエンテーション、充実した日本語教育と実技指導、そして文化や慣習の体験など、職種に応じた人材育成への熱意が随所に感じられました。また、技能実習生として渡航した後もUNOが相談窓口となり、ト
ラブルへのサポートを行っています。インタビュー終了後、ちょうど日本語学習を終えて教室から出てきた実習生の方々とお会いしたのですが、一人ひとりが私の前で立ち止まり、日本語で礼儀正しく挨拶してくれた姿はとても印象的でした。
このような、教育を経て日本へやって来た技能実習生たちは、単に労働者というだけでなく地域住民として生活しています。
私たち日本人も、共に生きていくうえで、彼らから多くを学ぶことができると思います。
今回の、UNO訪問は私にとって貴重な体験となりました。お力添えいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
津村江美