フィリピンの現況報告最新版

フィリピンの現況について
以下、現地からの最新情報をお伝えします。
2020/08/04

【感染者数】 ※2020/8/4 現在
・総罹患者数・・・ 106,330 人
・回復者数 ・・・ 65,821 人
・死亡者数 ・・・ 2,104 人
・現罹患者数・・・ 38,405 人 (そのうち重傷者 239 名)
【都市封鎖レベル】
フィリピンでは、隔離措置を地域別に4段階に分けて実施しています。
・ECQ・・・ 完全ロックダウン
・MECQ・・・ 修正を加えた強化隔離措置
・GCQ・・・ 一般的な隔離措置
・MGCQ・・・ 修正を加えた一般的な隔離措置
※2020/8/4 から、マニラ首都圏は「MECQ」になりました。
【MECQ とは】
交通
電車、バス、タクシー、ジープニー(フィリピンの庶民の足)などの交通機関は運航停止。
生活
外出規制で、60 歳以上と 18 歳以下は原則外出禁止。夜間外出禁止。屋外での飲酒禁止。
外出時には、地域発行の許可証の携帯が必要。飲食店の店内飲食不可。生活必需品以外の
店舗の営業禁止。学校施設閉鎖。(対面授業禁止)。など。
【今後について】
フィリピン政府は、半月ごとに SONA(大統領による国民向け施政方針演説)を発表します。そこで今
後の隔離措置が発表されます。今回の MECQ 措置は 8/18 まで続きます。
【経済状況】
元々失業率の高いフィリピンですが、5.1%だった完全失業率が 17.7%まで上がりました。
(2020/6/5 政府発表)
さらに、フィリピン経済の屋台骨である OFW(海外出稼ぎ労働者)からの送金も前年同月比で 16.2%減少
し、過去 20 年間で最大の下落率を記録しました。(2020/4 フィリピン中央銀行発表)フィリピン経済の
落ち込みは想像以上に深刻と言えます。
【出入国規制などの状況】
日本との国際便は少ないですが、運行中です。フィリピンの国内便は現在運行停止中です。

OFW が帰国する為の臨時便を不定期で政府が用意しています。
現在、日本からフィリピンへ渡航が認められている日本人へのビザは、
・配偶者ビザ
・パーマネントビザ
・PEZA(フィリピン経済特区)に進出している日本企業の従業員の就労ビザ
のみとなっており、一般の就労ビザや観光ビザでの入国は当面厳しい状況です。

2020年08月07日